
上図のように株価が動いているとして、あなたは「谷越え」のポイントでしっかり買って、「山越え」のポイントでしっかり売ることにより、投資利益を獲得し続けたいと思いませんか?
頭では分かっていても、なかなかこれが出来ないのが、株式投資の難しいところ・・・。
エスチャートとは、そんな株式投資で最も重要な売買タイミングである「谷越え」「山越え」の考えをもとに矢口新が考案した新たなテクニカル指標です。
このページではエスチャートの基本的な使い方について、解説しています。
エスチャートの使い方

※ 「buy」と「exitshort」など、2つの表示の一致は強いサインです。
※ 「buy」と「exitlong」など、2つの表示の矛盾は様子見です。
※ 詳しい計算式を知りたい場合は、この後の「上級者向け解説(計算式など)」をご覧ください。
エスチャートによる売買例

2009年7月~8月のNTT(9432)の日足チャートです。
1. 2009年7月14日(火)、過去21日間で最も出来高の多い日がやってきました。
2.翌日7月15日(水)、この日の高値3,720円をセットし、stanbyの日とします。
3.stanbyから2日後の7月17日(金)、高値が3740円を付け、stanbyの日の高値3,720円を上抜けしました。これが買いサインです!
4.2009年8月17日(月)、「exitlong」のサインが出たので、買った株を売却して利益を確定します。
| 銘柄名 | コード | 7月15日(水) | 16日(木) | 17日(金) | 8月17日(月) |
| 日本電信電話 | 9432 | stanby a(1) | m(1) | m(2) | if long |
| stanby | buy | exitlong |
無料情報 エスチャート30銘柄
無料版エスチャートは、観測日数や、シグナル発生日数を固定しています。また、銘柄もコア30銘柄に限定しています。
これは、移動平均線に例えると、5日線と25日線の組み合わせだけを使い、そのゴールデンクロス、デッドクロスだけをサインとするようなものなのです。
これを有料版(モデル・ポートフォリオ、エスチャートα)では大幅に改良し、エスチャートによるシグナルが、谷越えや山越えにかかりやすい銘柄を選んでいます。もっとも、無理な最適化は避けています。
また、エスチャートCは、5日分の安値を抜ければロングの手仕舞い、高値を抜ければショートの手仕舞いと、リスク管理のためとはいえ随分に乱暴な設定をしています。
これは、パラボリックのように、アイデアとしては使えても、工夫をせずに使うと、株価の揺らぎに負けてしまうものです。これも、有料版では大きく改良しています。
この無料版は、そのようなものとご理解の上、他のテクニカル指標や矢口新のコメントを参考にするなど、十分に裁量を発揮して利用して下さい。
(矢口新のコメントについて)
無料版は、私共と投資顧問契約を結んでいられない方々を閲覧者として想定していますので、売買の推奨は致しません。テクニカル分析上の解説に徹しています。
同じように、一覧に出ているシグナルも、売買を推奨するものではなく、ゴールデンクロス、デッドクロスと同様のものとお考え下さい。
使用上の注意
1)シグナルはあくまで参考です。売買の判断はご自分でお願いします。
2)シグナルは同一銘柄において、連続して同じサインを表示すること(ポジションの重複積立)はありません。例えば同一銘柄においてbuyのexitサインが表示されるまでsellが表示されません。
ただし、同日にbuyとsellが表示されることは稀にあります。その場合は様子見の暗示です。
3)相場には微妙な揺らぎや騙しがつきものです。シグナルを鵜呑みにせず、必ずチャートでのチェックをお願いします。例えば、長い下髭だ けで下抜いても「exitlong 」と出ますが、多くの場合は、そこから反発します。こういった引っ掛けは相場につきものですから、臨機応変に対応してください。
4)相場は「谷越えを待って買い、山越えを待って売る」のが効率的です。エスチャートが谷底近辺で「buy」シグナルを出すと、谷越えと判断できますが、 逆に「sell」だと更なる谷の深さを暗示します。この時、谷越え時だけに反応し、下値は追わないのも1つの利用法ですが、レベル感を捨てて、下抜けを売るのもまた利用法です。 山頂近辺でも同じで、「sell」ならば山越えと判断できますが、「buy」は更なる山の高さを暗示します。この時、山越えの時だけ空売りで反応し、上値を追わないのも自由、レベル感を捨てて、新たな山頂を見に行くのも自由です。
エスチャートに関する書籍
エスチャートの上級版のエスチャートαでは、動きそうな銘柄のピックアップ機能もあります。これらは算出式とともに、パンローリングから出版されている「相場はタイミングだ」で解説していますので、ぜひ、ご参照ください。
エスチャートは相場の本質をできるだけ単純に指標化したものです。そして、そのことを理解している人たちの手間暇を省くことが出来る便利なツールです。
同書では、数十ものテクニカル指標や考え方を詳しく解説し、現場のディーラーの目から実用性に応じてランク付けをしています。
ちなみに、エスチャートはテクニカル指標では最高位の1つです。
エスチャートの計算式(上級者向け)
エスチャートの算出式:
Buy:(Sa+m)H > SaH
Sell:(Sa+m)L < SaL
SaH=n日間最高出来高のa日後の高値 (Sa+m)H=m日後の高値
SaL=n日間最高出来高のa日後の安値 (Sa+m)L=m日後の安値
a=0、1、2
1≦ m ≦5
n=8、13、21、34、55
注:SaH、SaLは、それぞれスタンバイの日の高値、安値
※エスチャート無料版では、aを1日、nを21日とし、21日間で最も出来高の大きい日がくれば、翌日をスタンバイの日とし、その日の高値安値を目安に、次の日から5日以内に高値を抜ければ買い、安値を抜ければ売りとなっています。
エスチャートCの算出式:
if long; Sell:CL < (C-n)L or C < (C-n)H ― yσ
if short; Buy:CH > (C-n)H or C > (C-n)L + yσ
C=直近の終値
CH=直近の高値 (C-n)H=n日間の最高値
CL=直近の安値 (C-n)L=n日間の最安値
n=3、5、8
y=1、1.618、2






